ページビューの合計

2012年1月30日月曜日

治験開始


治験開始日当日、期待と不安を抱いて病院に行く。先ず、体温・血圧等の計測を行う。
治験開始日当日130日のPSA386にもなっていたが、新薬であることを祈って薬を服用する。
これ以降はMDV3100を、家で14錠時間を決めて毎日服用することになる。
次に薬をもらうために病院へ行くのは、約1カ月後である。

薬が偽薬かどうか見極めたいと思うのが、人情である。
そのために、治験開始より2週間後に、個人的にPSAの検査を行ってもらうことにしていた。
216日に検査を行うと、PSA の値は30まで下がっていたのであった。CRCの方も驚いていたのだが、プラセボでなく治験薬に間違いなかった。
この頃は、4Kmのウォーキングを週に34回行い、食欲もあり、たまには呑みに出かけたり、普通の生活ができ、非常に元気であった時期である。

しかし、このような幸せな生活は長く続かないものである。治験開始より2カ月後にはPSAの値は再び上昇を始め、90になってしまった。
辛いが、治験薬をあきらめるしかなく、326日に治験を中止したのである。
治験薬はいつかは効果がなくなることは分かっていたつもりであったが、こんなに早く効果がなくなるとは。
本音を言うと、1年ぐらいは効果が持続してほしかったのであるが・・・。

誰を恨むわけでもないが、私のがんはなんとたちの悪いがんなのであろうか。しかも細胞レベルで、ますます凶暴化しているのだろうか。

主治医に今後の治療方法について、説明を受けることになった。
それまでに、ネットなどを利用して自分でも治療方法について、今以上に理解しておくことにする。